神戸市会議員(神戸市北区選出)公式ウェブサイト
「神戸市会」の「これまで」と「これから」について、神戸市会議員・坊やすながが、インタビュー形式で語ります。
―――神戸市会の「これから」の「あるべき姿」について、神戸市議20年・神戸市会議長2期の実績と経験をふまえ、お話をお聞かせください。
(坊)平成15年(2003年)、36歳で神戸市議会議員に初当選した時より、「神戸市政改革」に一貫して取り組んでまいりました。『市政改革に挑む36才!』『市政改革は自民党改革から』を皆様に訴えての初当選でした。政治家として最初に掲げたテーマが「神戸市政改革」だったのです。したがって、その言葉を決して忘れることなく、忠実に誠実に実行し続けることこそ神戸市議としての私の使命であると常に思いながら、20 年にわたって誠心誠意「神戸市政改革」に取り組んで参りました。
―――36歳で神戸市議になられてから、一貫して、「神戸市政改革」を進めてこられたのですね。具体的にはどのような改革を進めてこられたのでしょうか。
(坊)市議1期目は、まず、同じ立場にある若手議員たちをまとめ、旧態依然とした運営がなされていた自民党会派改革の準備を行いました。市議2期目には、想いを同じくする中堅・若手議員と力を合わせて世代交代を進め、会派運営の主導権を獲得しました。順番に丁寧なコミュニケーションを積み重ね、信頼関係を築き、本質を理解できる同志を広げていったのです。そして、市議3期目にして、数十年前から分裂をしておりました複数の自民党系会派の合併を果たすことができました。市議4期目には、民主主義の原則に従って、数の力によって、市政に大きな影響力を持てるようになった自民党会派主導で、一部の労働貴族が悪影響を与えていた市役所の構造改革をはじめとする行財政改革を久元市長とともに強力に推し進めました。市議5期目には、市会議長として議会改革を進めるため、議員定数削減案を先ず自民党会派はじめ与党会派に提案。与党3会派主導で議員定数削減(69議席から65議席へ4議席減)を実現させることができました。想いを同じくする自民党議員はじめ他党の議員と力を合わせて進めたことが、市政改革の成果につながったものと思っております。
―――毎期毎期、段階的に、具体的な改革を進めてこられたのですね。
(坊)はい。政治は、現実的に改革を実行できるかどうかが全てですから、本気で仕事をしたいと考える人間同士しっかりとコミュニケーションを行うことが非常に重要なのです。お題目ばかり並べていても意味がありません。ましてや、一時の流行ばかりを追いかけたり、人気取りのための話題づくりばかりしていても全く意味がありません。私は、議会政治の王道を歩き、黙々と本当の仕事を積み重ねてきた自負がございます。私は、ご支援を頂いております皆様のお陰をもちまして、この20年間で神戸市議会の主だった役職は一通り経験し、神戸市政への影響力は経験と共に強まっております。私は、これからも、地域の諸問題の解決はもちろんのこと、人口減少社会においても『逞しく力強い神戸』を実現していくため、役割を果たして参りたいと思っております。
―――コミュニケーションによる信頼の蓄積を通じて、「本質的な政治」を先導してこられたのですね。神戸市会と行政のあるべき関係についてはどのようにお考えでしょうか。
(坊)やはり、市会議員と行政幹部・行政職員が一緒になって、地域の課題、神戸の課題にしっかりと向き合っていくことが必要でしょうね。本当の意味での「幹部人材」を育てるためにも、若い行政職員は積極的に地域の連絡所に配置し、町運営を経験させることが必要であるとの訴えを続け、地域との連絡役として係長級の人材を配置していくことを推進し続けてきております。そうして、地域に暮らす皆さんとの相互理解を深め、地域と一緒になって、本当に必要な改革を、実行していくことが大切なことだと考えています。